赤ちゃんといえばハイハイをするイメージがありますよね。
いよいよハイハイする時期かな?と思っていたのに全然する気配がない!
そうなるとだんだん不安になってきます。
我が子も、ずりばいまでは順調だったのにハイハイをしませんでした。
今では、家でも外でも走り回っていますが、当時は「大丈夫?」とずいぶん不安に思い悩みました。
でも調べると、赤ちゃんが成長する上で、実はハイハイって必ずしもするものではないんです!
この記事では、私の経験もあわせて、
- ハイハイはいつからするの?
- ハイハイをしない原因は?
- ハイハイは練習が必要?
について紹介しますね。
赤ちゃんがハイハイしない!ハイハイはいつからするの?
赤ちゃんがハイハイするようになる目安は9〜10ヶ月です。
私の住む自治体の、10ヶ月健診の問診票にも「ハイハイをしますか?」という質問がありました。
実は、我が子はハイハイをほとんどしませんでした。
ずりずりとほふく前進をする「ずりばい」はできるのですが、10か月になってもハイハイをする兆しはなし。
しかも、前に進まずに後ろへ下がるスタイルでした。
横にいくときは、寝返りを繰り返して、転がって移動していました。
腰をうかせてハイハイをすることはしなかったので、健診の問診票にも「いいえ」に丸をつけました。
問診票の項目に「いいえ」が一つでもあると、「うちの子は普通じゃないのかな?」と焦ります。
なんだか「できていないこと」ばかりに目がいってしまいますよね。
一般的に赤ちゃんの発達段階は以下のとおりです。
- 5〜6ヶ月で寝返りをする
- 6ヶ月ごろにずりばいスタート
- 7ヶ月ごろ腰が座って一人で座れる
- 9ヶ月ごろハイハイで移動
ずりばいができたら、すぐにハイハイへ移行する。
そんなイメージがありますが、実は違うんですね。
腰がしっかり安定して座れるようになってから、ハイハイにうつります。
ハイハイよりも、一人座りができるかが発達の状況を見る上では大切なんです。
座っている時に、ゆらゆら揺れていたりしたら、体を支える筋肉が発達している証拠なので、目安にしてください。
体幹がしっかりして、初めてハイハイができるようになるんですね。
赤ちゃんがハイハイしない理由は?
ハイハイは、赤ちゃんみんなが習得するものだと思っていました。
でも実は、ハイハイをしない赤ちゃんも一定数いるんです!
赤ちゃんによって、ハイハイしない理由はさまざまです。
筋力がまだ十分ではない
ハイハイは全身運動です。
手足だけでなく、腹筋や背筋も使います。
大人がやっても疲れますよね。
赤ちゃんの筋力の発達がまだ十分でないと、ハイハイをすることができません。
ハイハイをする気分ではない
そもそも、赤ちゃんがハイハイをする気がないというパターンもあります。
赤ちゃんは移動ができればそれで満足。
ずりばいで、移動する欲求が満たされている場合は、あえて疲れるハイハイをしない子もいます。
我が子は、この理由でハイハイしない子でした。
ハイハイのスタイルはそれぞれ違う
ハイハイにもバリエーションがあります。
赤ちゃんのイラストでよく描かれるような四つんばいのスタイルもあれば、かなり独特なスタイルも。
我が家は8ヶ月から子どもを保育園に預けていました。
同じクラスにはだいたい8ヶ月〜10ヶ月の子がいましたが、ハイハイのスタイルも個性豊かでしたよ。
- ひざをついた四つんばいのスタイル
- お尻を高く持ち上げて膝をつかないスタイル
- 片足や片うでだけ使うスタイル
その後、みんなよちよち歩きにうつっていきました。
ハイハイのスタイルに正解はないんですね。
うちの子のように、ひたすらずりばいで通す子もいます。
ハイハイは、赤ちゃんが一人で座れるようになってから、自分の足で歩くまでの移動手段の一つです。
他に移動できる方法があれば、ハイハイをしない子もいます。
ただ、ハイハイをしない理由の中には、関節などの体に問題があるケースもあります。
気になる場合は、医師へ相談してください。
赤ちゃんがハイハイしないときは練習が必要?
ハイハイは歩くまでの一時的な移動手段の一つなので、無理な練習はいらないと言われています。
そうは言っても、「手伝えることはないかな?」と思うのが親心ですよね。
我が子は、6ヶ月すぎたくらいから、興味があるものが目の前にあると手を伸ばすようになりました。
その好奇心を使って、ぎりぎり手の届かないところに、息子が大好きな抱っこ紐をおき、移動する練習をしました。
ずりばいがメインでしたが、手を伸ばして少しずつ移動することもありましたよ。
ハイハイをしなくても、他の成長に気になる部分がない場合は、気にしないのが一番です。
歩き始めるのは大体1歳前後と言われています。
ハイハイと言われる手段をとるのはたった2ヶ月間くらいしかありません。
赤ちゃんの成長の中で、ハイハイをする時期は一瞬で過ぎてしまうんです。
ただ、物事に反応が薄い、腰がなかなか安定しないなど、気になることがあれば小児科の先生へ相談することをおすすめします。
悩んでいても解決策は出てきません。
自治体の子育て支援センターも相談窓口の一つです。
適切な相談先を紹介してくれるので、気軽に利用してみましょう。
まとめ
なかなかハイハイをしないと、どうしても不安な気持ちになりますよね。
でも、赤ちゃん全員が必ずハイハイするわけではないんです。
我が家も「ちょっと変わったスタイルのハイハイだったよね。」と写真を見ながら振り返っています。
- ハイハイは腰が座ってからできるようになる
- ハイハイよりもずりばいが好きな子もいる
- ハイハイのパターンは赤ちゃんによってさまざま
- ハイハイの練習は基本的にはいらない
「ハイハイは必ずするもの」という思い込みを捨てると気持ちは楽になります。
大丈夫と周りに言われてもなかなか素直に耳に入らないかもしれません。
それはお母さんが一生懸命赤ちゃんと向き合っている証拠です。
赤ちゃんの成長は人それぞれ、でも心配に思ったら、悩みすぎずに医師や子育て支援センターに相談して、不安を解消してくださいね。