お宮参りは、生まれた土地の氏神様に子どもが無事に生まれたご報告と、健やかな成長とご加護をお祈りするための行事です。
お宮参りは子どもの大切な行事ですが、どんな準備をすればいいのか、必要なものはなにかわからないことが多くて困りますよね。
そして札幌を含む北海道では、寒く雪が多い土地柄のため本州と違う点があります。
この記事では札幌をふくむ北海道の
- お宮参りの準備をいつからするか
- お宮参りに準備で必要なものはなにか
について紹介します。
お宮参りの準備はいつから?(札幌・北海道の場合)
お宮参りは全国的には生後1か月で行われますが、札幌を含む北海道では生後100日頃に行うのが一般的です。
暑さ、寒さは体温調節がうまくできない赤ちゃんにとっても長時間の外出は大きな負担になります。
北海道の宮司さんは「生後100日にこだわりすぎず気候が良いときにお宮参りを行えば良い」と話しています。
お宮参りの準備をはじめるのは、季節や赤ちゃんとお母さんの体調の様子をみてお参りを行う1か月くらい前から始めるといいです。
ではお宮参りの準備に必要なものを説明していきますね。
お宮参りの準備に必要なものは?(札幌・北海道の場合)
札幌をふくむ北海道のお宮参りは、記念写真撮影と神社での祈祷を行う家庭が多いです。
別に住む祖父母がお宮参りに一緒に行く家庭もありますが、私の周りでは赤ちゃんと両親、同居の家族でお宮参りに行く人が多いです。
札幌をふくむ北海道では決まった風習が多くないので、自分たちがどんなふうにお宮参りをしたいかで準備が変わります。
考える必要があるのは、
- 参加者はどうするか
- どこの神社でお宮参りを行うか
- 記念写真の撮影を行うか
- 衣装をどうするか
ですね。
これらをどうするかで準備に必要なものが変わるので詳しく説明していきます。
お宮参りの参加者を決める
- 祖父母が参加する場合はお宮参りに行く1か月くらい前に連絡し都合を確認
- 遠方からくる場合は祖父母の宿泊先の確認
- 遠方からくる場合は祖父母の食事の確認
札幌をふくむ北海道では、お宮参りと100日祝い(お食い初め)を同じ時期に行います。
なので100日祝いは別居の祖父母も招いて一緒にお祝いするけれど、お宮参りは赤ちゃんと両親、同居の家族だけで行う家庭が多いです。
お宮参りのときは父方の祖母が赤ちゃんを抱いてお参りをするという風習も、札幌をふくむ北海道ではあまり聞きません。
お宮参りと100日祝いは赤ちゃんもお母さんも疲れるので同じ日に行うのは避けた方がいいです。
お宮参りに別居の祖父母も一緒に行くときは、お宮参りの予定日を伝え都合の確認が必要です。
そして遠方からくる場合は、祖父母がどこに泊まるのか、一緒に食事は必要かを決めておいたほうがいいです。
どこの神社でお宮参りを行うのかを決める
- お宮参りに行く神社を決める
- 北海道神宮以外の神社は予約が必要
- 初穂料を準備(5000円か10000円)
札幌のお宮参りで一番有名なのは北海道神宮です。
北海道神宮でお宮参りを行うなら予約は必要ありません。
自分たちの都合の良い日に直接北海道神宮に行き、その場で祈祷の申し込みができます。
札幌では北海道神宮以外にも地域の神社でお宮参りを行うことができます。
北海道神宮以外の神社で祈祷を受けるときには予約が必要です。
北海道神宮よりも地域の神社の方が少人数で祈祷が受けられるので、自分たちが行きやすい場所に祈祷ができる神社があればそちらでのお宮参りもおすすめです。
>>札幌各区、近場でお宮参りができる神社の一覧はこちら
記念写真を撮影するかを決める
- お宮参りの記念撮影をするか決める
- 北海道神宮は祈祷後に撮影料が無料でカメラマンの記念撮影ができる
- 写真館やスタジオで撮影するときは1か月くらい前に予約が必要
札幌をふくむ北海道では、100日祝いの記念写真を撮る家庭が多いです。
だからなのか100日祝いの記念写真とお宮参りの記念写真を別に撮ることは少ないです。
お宮参りに行った記念に、自分たちのスマホやデジタルカメラで写真を撮れば十分という人が多いです。
ただ北海道神宮で祈祷をお願いすると、北海道神宮のなかにある写真スタジオのカメラマンが撮影料は無料(送料と写真台紙料金は別途必要なので完全無料ではありませんが…)で記念撮影をしてくれます。
せっかくプロのカメラマンが撮影してくれるというので、うちは記念に撮影をお願いしました。
札幌では神社に同行して記念写真の撮影を行うフリーのカメラマンもいます。
お宮参りの用の晴れ着をレンタルできる写真スタジオもあります。
お宮参りに行くときの子どもの衣装も合わせて考えると、記念撮影をどうしたいか決めることができそうです。
衣装を決める
札幌をふくむ北海道のお宮参りは服装に厳しい決まりはありません。
赤ちゃんも、一緒にお参りする両親や家族も、軽装すぎなければどんな服装でもOKです。
体温調節がうまくできない赤ちゃんは、夏は涼しく冬は暖かく過ごせるように着るものを選ぶ必要があります。
お宮参りでは子どもに掛け着を羽織らせてお参りするイメージですが、暑いと赤ちゃんはぐずります。
暑い時は記念撮影のときに短時間だけ掛け着を羽織らせるなどの工夫が必要です。
そして冬は寒いので、ベビードレスだけでは寒いことがあります。
季節にあわせて肌着を重ね着するなどの工夫が必要です。
写真館やスタジオで写真撮影を行うと、お宮参りが写真撮影と別の日でも無料で衣装の貸し出しをしているところもあります。
掛け着でお宮参りに行きたい人で写真館やスタジオで写真撮影をする人は予約のときに確認してみるといいですよ。
>>札幌で、夏にお宮参りに行くときの服装について、くわしくまとめたのでそちらも参考にどうぞ!
お宮参りの準備はいつから?準備に必要なものは?(札幌・北海道の場合)のまとめ
お宮参りは全国的には生後1か月で行われますが、札幌を含む北海道では生後100日頃に行うのが一般的です。
お宮参りに行く日程がだいたい決まったら、その1か月くらい前から準備を始めます。
お宮参りにの準備に必要なものは自分たちがどんな風にお宮参りをしたいのかによって変わります。
- 祖父母を誘う時は1か月くらい前に連絡し都合を確認
- 宿泊先や食事が必要なのかを確認
- 北海道神宮は予約不要
- 北海道神宮以外の神社は電話で予約が必要
- 北海道神宮で祈祷を受ける場合は写真撮影がついてくる(予約不要)
- 記念撮影を写真館やスタジオで行うときは予約が必要
- 赤ちゃんの衣装
- 父母が着ていく服を決める
札幌をふくむ北海道では、土地柄なのかお宮参りの厳しい風習がありません。
自分たちが、お宮参りをどうしたいかのかで、全部決めてOKです。
ぜひお宮参りの準備の参考にしてください。